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自分とは違う存在。
戌の日参りを境に、急にお腹がむくむくと大きくなってきました。もう、ぽんぽん。
手持ちの洋服、スカートもズボンもショートパンツももう入りません。急遽いろいろと購入。冬なので、タイツはやはり専用のものはお腹が締め付けられず楽で良いです。
よく判らなかった胎動も、今でははっきりわかる。くるくる、とんとんと動いています。
自分の腸や胃が動く感覚とは全く別のもの。普段だって不随意に体内で動くものはいろいろあるけれど、それは「自分のものだ」と自覚が出来ている。
けれども、赤ちゃんの動きは全く予想外で、もう、自分の意志とも感覚ともかけ離れているのです。
ああ、もうお腹の中のものは、自分とは全く違う存在なのだなあ。
愛おしいとかそういうものはわたしはよく判らなくて、今はただただ、不思議。
赤ちゃんは、サンサーンスのVnソナタがお気に入りのようです。でもこれ、ピアノがとんでもなく難しいよなぁ。もちろん合わせも。すごく好きな曲だけれど、いつか弾くことがあるのだろうか。直近の本番であるベートーベンのソナタNo7の練習中もピアノ合わせ中も全く動きません。ハ短調、暗いもんね。嫌いらしい。